AI人材の採用は、日本を飛び出して世界規模で争奪戦が繰り広げられている(NHK「ナビゲーション」から)

AI人材の採用は、日本を飛び出して世界規模で争奪戦が繰り広げられている(NHK「ナビゲーション」から)

こんにちは。ノリスケです。

先日、テレビを眺めていたら、こんな番組宣伝が目に飛び込んできました。

ナビゲーション「“AI人材”を獲得せよ!」(NHK)

ノリスケの所属するN2i も人工知能開発を行なっており、AI人材の不足については、この夏Nagoya AI Blog でも取り上げたことがあります。

AI人材は世界でどれくらい足りていないのか?

番組がどんな内容か、気になったのでチェックしてみました。

ナビゲーション「“AI人材”を獲得せよ!」(NHK)

AI人材は国境を超えて動く時代

33カ国に支社をもつヘイズ・ジャパン株式会社によると、AI人材は国境を超えて動く時代になったそうです。
例えば、シンガポールに進出したアリババが、20〜30人の単位で人材を求めていたり、国内の中国系IT企業が、AI人材を現行の倍に、100名(!)の増員を予定していたり。

代表のマーク・ブラジさんは次のようにお話されていました。
「今、優秀な人材を巡る世界規模の戦争が起きています。この変化に適応できなければ、企業は優秀な人材を失い、競争力を維持することはできないでしょう」

ケースその①:名古屋に本社をおく「ジェイテクト」は海外の合同説明会を活用

自動車のステアリングなどを製造する株式会社ジェイテクトで人事を担当する水畑恭平さんは、「人材獲得競争は非常に激しくて、新卒も中途も苦しい状況が続いていたので海外に活路を求めた」と言います。

そこで同社では、フォースバレー・コンシェルジュという、グローバルリクルーティング企業が海外で主催する合同説明会を利用します。

フォ社の合同説明会は、世界19カ国で開催されています。ロンドンでの説明会には、ヨーロッパ各国から150人の学生が参加。日本からは、航空会社、商社、銀行などの大手企業約20社が参加しました。

ジェイテクトは、現地で25名の学生に会い、即戦力になりそうな候補を5人見つけました。帰国後にビデオ会議で最終面接を実施、番組の最後では、実際お一人にオファーが出るところまで放送されました。

ケースその②:静岡県浜松の企業「三栄ハイテックス」は専門知識に加え、日本マニアを狙う

3年前から画像認識AIを開発する三栄ハイテックス株式会社は、300名いるエンジニアのうち、20名が外国人エンジニアです。

中国や台湾といった地域を中心に採用を行い、社長自ら現地に乗り込んで、面接を行っています。

専門知識に加えて、日本への愛(日本文化への興味・関心)がある「日本マニア」を選んで採用をしているのが、同社の採用戦略です。かつては、折角海外から来てもらっても、辞めてしまう人が多かったのが、この戦略に変更してから長く留まってくれるエンジニアが増えました。

番組で紹介されていた中国出身のエンジニアは、ポケモンの大ファンとのことでした。

ケースその③:日本屈指のデータサイエンスカンパニー「ALBERT」は、最先端のAIを学べる場をエンジニアに提供

100人のAI人材を有するAIのプロ集団である株式会社ALBERTは、博士号をもつ人材を多数採用しています。

ALBERTでは、今後急増が見込まれる企業からの依頼に対応すべく、AI人材を2倍に増やそうとしています。週に2回、社内でAI論文の勉強会を開催するなどして、AIの知識を学ぶことのできる場を提供し、意欲の高い人材に応えています。

なお、同社がコンサルテーションを行なっている企業として、愛知県・知立市に本社をおく産業用ロボットメーカー「株式会社FUJI」が紹介されていました。FUJIでは、アーム型ロボットにAIを搭載することで、ネジの「認識」と「掴む」性能を飛躍的に向上させたいとのこと。

 

各社おそらく、他にも様々な取り組みをされているかと思いますが、番組で紹介された部分を中心にご紹介をしました。もし、こんなこともやっているよ!といったことがございましたら、こちらからお知らせいただければと思います。

AI人材はこんなに足りない!

番組で紹介されたデータです。

ビズリーチによると、AI人材の求人数はこの2年で3.82倍に。
経済産業省によると、AIなど先端IT人材の不足は2020年に4.8万人に達します。

コメンテータを務めたメタデータ株式会社 代表取締役 野村直之さんは、「データを分析していかに活用するかが企業の競争力を決める時代になった」と言います。

今後ますますAI人材の争奪戦が過熱しそうですね。

「HR最前線 in 名古屋」第3回開催のご案内

AI人材に特化した話ではないですが、来たる少子化時代、海外の人材を積極的に活用していくことについて、昨今様々な議論がされています。

N2i が開催する人事ご担当者向けのセミナー「HR最前線 in 名古屋」(第3回)では、外国人留学生に特化した就職サポート・企業の採用支援事業を行う株式会社Harmony For様より、外国人留学生の特殊な就職活動の実態や採用におけるポイントについてお話をいただきます。三栄ハイテックスさんのように、日本に理解のある優秀なグローバル人材を採用したい!とお考えの企業様のご参考になればと思います。

ご参加はこちらから。懇親のお時間もありますよ!

「HR最前線 in 名古屋」開催のお知らせ:(第3回)Harmony Forに聞く外国人採用の勘所

ご参加、お待ちしています!

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